2Dデザインと管理

2Dビューは、完成品のレイアウトのデザインと管理に使用されます。異なる要素を利用して、2Dのみのアイテム、または3Dビューでオブジェクトの2D表現であるアイテムの制御が可能です。ここでは、2Dビュー要素の一覧を簡単に説明しています。詳細は、マニュアルの関連するセクションを参照してください。

異なるタイプのオブジェクトを使用して、CNCでパーツの加工を行う際に必要な工具経路の作成が可能です。また、3Dモデルのベースや工具経路の境界形状の作成にも利用できる場合があります。2Dアイテムには異なるアプリケーションや利用法があるため、正しい管理が非常に重要です。そのため、Aspireは2Dデータを管理するためにレイヤ機能を提供しています。レイヤを使用して異なる2D要素を関連付け、より効果的に管理できるようにします。レイヤの詳細は、マニュアルの関連するセクションを参照してください。両面プロジェクトの作成時には、同一セッション内で「表面」と「裏面」を切り替えることができます。これにより、各面の作成と編集が可能で、[両面ビュー]オプションを使用して反対側のベクトルを表示することができます。両面セットアップの詳細は、マニュアルの関連するセクションを参照してください。

ベクトル

ベクトルは線、円弧、カーブで、シンプルな直線から複雑な2Dデザインを構成するものまであります。ベクトルは工具形状がたどる形状や、2レールスイープなどの3Dモデリング機能と併用する2D形状のコントロールなど、Aspireで多用されます。ASPIREには多くのベクトル作成/編集ツールが含まれています。詳細は、マニュアルの関連するセクションを参照してください。

ソフトウェア内でのベクトルの作成に加え、Corel DrawやAutoCADなどのその他のデザインソフトウェアからのインポートも可能です。ASPIREでは*.dxf、*.eps、*.ai、*.pdf、*skp、*svgベクトルフォーマットのインポートがサポートされています。インポートが完了したら[ベクトル編集]ツールを使用し、ソフトウェア内でデータの編集や組み合わせが可能です。

ビットマップ

ビットマップは*.bmp、*.jpg、*.gif、*.tif、*.png、*.jpegのピクセルベースのイメージ(写真など)の標準のコンピューター用語です。これらのファイルタイプは非常に小さな正方形(ピクセル)に構成されるイメージで、スキャンされた写真、デジタル写真、インターネットから入手したイメージなどが相当します。

3Dモデルの作成を簡素化するために、Aspireでは「コンポーネント」と称される管理可能なピースにデザインを分割することができます。2Dビューでコンポーネントはグレースケール形状で表示され、選択、編集、移動、サイズ変更などが可能です。グレースケールを使用した作業方法は、マニュアルの関連するセクションを参照してください。ビットマップと同様に、選択したコンポーネントグレースケールで多くのベクトル編集ツールを利用することができます。