コンポーネント/3Dモデルをインポート

このコマンドにより、既存のAspireのファイル(CRV3D拡張子)やインポート可能なサードパーティーの3Dファイルを選択して開くための[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きます。サードパーティーの3Dモデルフォーマットを選択すると、モデルの方向設定フォームが開きます。これにより、コンポーネントに変換する前に3Dモデルを操作することができます。

CRV3D

Aspireで作成および保存されたファイルの3Dデータは開かれ、(保存時に表示されていた全3Dコンポーネントから)新規の単一コンポーネントが作成されます。新規コンポーネントにはファイルと同じ名前が付けられます。元のファイルでパーツが保存されたサイズと位置でインポートされます。

3DCLIP

3DクリップアートファイルはAspireからエクスポートされます。このフォーマットでは、保存時のクリップアートピースのコンポーネント構成が保持されます。そのため、クリップアートピースを構成する全コンポーネントがインポートされます。元のファイルでパーツが保存されたサイズと位置でインポートされます。

V3M

V3MはVectricがVector Art 3DとDesign and Makeに対して開発した専有ファイルフォーマットです。このフォーマットのファイルは、www.vectorart3d.comならびにwww.designandmake.comから購入可能です。Aspireにインポートされると、ファイルと同じ名前で新規コンポーネントが作成されます。元のファイルでパーツが保存されたサイズと位置でインポートされます。

STL

これは三角メッシュベースの複雑な3Dモデルの標準フォーマットです。STLファイルは、Rhinoのような多くの3Dデザインソフトウェアからエクスポート可能です。これらのモデルは(正面や背面などがある)完全に3次元で、このタイプのファイルを開くには、コンポーネントの作成前にサイズ変更と方向設定が必要になります。Aspireはベースレリーフのみを表すため、完全な3Dオブジェクトでは作業を行えません。ファイルがコンポーネントになると、元のSTLファイルと同じ名前が付けられます。このタイプのファイルは、Aspireの3Dモデルの方向設定を使用してインポートされる必要があります。

DXF

AutoCADやその他の多くのCADによるモデリングパッケージの3D DXFファイルは、モデル頂点のワイヤーフレームデータのみならず3Dメッシュでなければなりません。このタイプのファイルは、Aspireの3Dモデルの方向設定を使用してインポートされる必要があります。

3DS

3D Studio Maxとその他のアニメーションによるモデリングパッケージのネイティブフォーマットは、Aspireの3Dモデルの方向設定を使用してインポートされる必要があります。

OBJ

Wavefrontとその他のアニメーションによるモデリングパッケージのネイティブフォーマットは、Aspireの3Dモデルの方向設定を使用してインポートされる必要があります。

SKP

SketchUpモデリングパッケージのネイティブフォーマットは、Aspireの3Dモデルの方向設定を使用してインポートされる必要があります。

注記

3Dデジタイザーまたはスキャンデバイスからデータを読み込む場合は、通常ではデータのインポートにはSTLが最良のフォーマットになります。スキャナーと併用可能な多くのソフトウェアパッケージがSTLエクスポートオプションを提供します。利用できない場合は、STLモデルへのデータの変換にサードパーティーのソフトウェアプログラムが必要になる場合があります。

3Dモデル(STL、DXF、3DS、OBJ...)のインポート

これらのいずれかのフォーマットが3Dファイルインポートに選択される場合、コンポーネントになる前にインポートされるモデルの方向設定とスケーリングが必要です。この場合、方向設定とスケーリングツールが有効になった特殊インポートウィンドウが開きます。以下のように、ジョブタイプによりインポートウィンドウが異なります。

再インポート

3Dモデルのインポートが完了し、大きな変更が加えられていない場合、モデルを再インポートしてインポートされたモデルのサイズ、位置、スライス平面を調整することができます。再インポートするには、コンポーネントツリーのインポート済みのモデルのいずれかのコンポーネントを右クリックし、を選択します。

新規のセグメント化機能が使用されている場合、再インポートにより最終状態が記載された3Dセグメント化ダイアログが表示されます。ここで微調整を行い、再インポートすることができます。