表示中の全工具経路をテンプレートとして保存

工具経路 ► テンプレート ► 表示中の全工具経路をテンプレートとして保存メニューコマンド(または関連するアイコン)をして、工具経路のグループを単一テンプレートとして保存することができます。例えば工具経路には、特定の種類のジョブと素材の組み合わせに対し、輪郭加工とポケット加工操作に使用される全設定を含めます。その後、テンプレートを開いて各工具経路に対して適切なベクトルを選択し、これらの工具経路の設定を呼び出すことができます。

ベクトル選択モードが[自動]に設定されている工具経路をテンプレートとして保存すると、これらの設定もテンプレートと共に保存されます。テンプレートを再度開いて工具経路を再計算すると、当該工具経路に対するベクトル選択で指定されたフィルタと一致する全ベクトルが自動的に選択されます。

複数のシート

複数のシートがある場合、ジョブ内の各シートにテンプレートを適用するかを問い合わせるメッセージが表示されます。「はい」を選択するとテンプレートが全シートに適用され、可能な限り工具経路が自動的に計算されます。各シートに生成される工具経路には、「Sn-」という接頭辞が付きます。この場合、「n」は工具経路のシート番号を表します。たとえば、テンプレートに「Cut Out」という工具経路がある場合、各シートの関連する工具経路は以下のようになります。

「S1-Cut Out」、「S2-Cut Out」など

現行ファイルに存在しないレイヤを参照する工具経路がテンプレートに含まれている場合、[失われたレイヤ]ダイアログが表示されます。ここで選択したオプションは、テンプレートが適用される各シートに使用されます。[失われたレイヤを作成する]または[失われたレイヤを作成せずに工具経路を読み込み]を選択すると、当該レイヤを参照する全工具経路が空のまま作成され、表示設定がオフになります。

テンプレート内の工具経路が自動ベクトル選択を使用する場合、選択条件に一致するベクトルの作成が可能で、空の工具経路が再計算されます。自動選択を使用しない場合、工具経路リストで工具経路名をダブルクリック、または工具経路タブの工具経路編集アイコンを選択して空の工具経路を編集することができます。工具経路フォームが開いたら、加工されるベクトルの選択や、保存されている全設定を使用して工具経路の計算が可能です。