工具データベース:名前のフォーマット
このダイアログを使用して、当該工具タイプの工具の命名に使用する名前のテンプレートを編集します。工具データベースダイアログの任意の工具名アイコンからアクセス可能で、特定の工具または同じタイプの全工具に適用することができます。
フォーマット
このフィールドを使用して、当該工具(またはチェックボックスで選択されたタイプの工具)に使用される名前のフォーマット / テンプレートを入力します。
テンプレートはフォーマットの変数{Variable Name}
を含み、これは工具の実際の値に取り替わります。
- 例えば、
{Tool Type}
はエンドミルではEnd Mill、ボールエンドミルではBall Noseとなります。 - オプションで
{Variable Name|Modifier}
のように修飾子を使用して、それらの値を特定の方法でフォーマットすることができます。前出の例の{Tool Type|U}
ではEND MILLまたはBALL NOSEになります。
利用可能な全変数と修飾子は、このページの下部に記載されています。フィールドを右クリックして変数を選択しても、アクセスすることができます。
変数は工具形状や加工データの他、使用されるマシンや素材に関連付けることができます。工具名は現行コンテキスト内で自動的に更新されます。以下の例を使用します。
- MDFとOakの素材で、名前テンプレート
{Tool Type}
{Diameter}
{Material Name}
を持つ工具を使用します。工具は0.5インチのエンドミルです。 - MDF素材がアクティブな場合、工具名はEnd Mill 0.5 MDFとなります。Oak素材がアクティブな場合、工具名はEnd Mill 0.5 Oakとなります。
- 工具が工具経路用に選択されると、正しい素材名を持つ工具名が使用されます。これにより、使用した工具のバリアントを即座に確認することができます。
デフォルトとして設定
このダイアログは、各工具タイプの名前のフォーマットの管理に使用されます。フォーマットがデフォルトに設定されると、以後作成される工具はデフォルトで当該フォーマットに基づいて命名されます。デフォルトとしてフォーマットを設定し(オプション)、これを実行します。
当該タイプのデフォルトの名前のフォーマットを持たない全工具は、フォーマットフィールドの隣のを使用して復元可能です。
既存工具を更新
工具の名前のフォーマットを変更する際に、同一の工具タイプのその他の全工具を一度に改名するオプションを利用することができます。
このオプションを選択すると、以下のいずれかを行うオプションの指定が可能になります。
- 一致する名前を持つ全工具を改名
- 無差別に全工具名を改名
変数のリスト
フォーマットで利用可能な全変数のリストです。
場合によっては、有効な値を検出できないことがあります。例えば、アクティブな素材がないにもかかわらず{Material Name}
を利用する場合などが該当します。そのような場合は、単に工具名に変数を保持します。工具が工具経路選択に対して有効 / 適切な場合には該当しないはずです。
変数 | 型 |
---|---|
形状 | |
| String |
| String |
| String |
| Float |
| Float |
| Float |
| Float |
| Float |
| Integer |
| Integer |
加工パラメータ | |
| String |
| String |
| Float |
| Float |
| Float |
| Float |
| Integer |
| Float |
| Float |
送りと速度 | |
| String |
| Float |
| Float |
| Integer |
| String |
| Float |
| Float |
| Integer |
素材 | |
| String |
マシン | |
| String |
| String |
| String |
| String |
修飾子のリスト
修飾子はいかなる変数にも利用可能です。有効な修飾子は変数の型によって異なります。
変数の型 | 修飾子 |
---|---|
String | U 大文字 例: |
| L 小文字 例: |
Float | 00.00 パディング / 小数点
例(1.5101の直径の場合)
|
| F 分数(インチ) 例(1/8インチの直径の場合)
|