レイヤ管理
ベクター、ビットマップ、およびコンポーネント グレースケールは、異なるレイヤーに割り当てることができます。
単一レイヤに割り当てられた全オブジェクトは、レイヤ管理ツールを使用して、同時に選択、ラベル付け、色付け、(誤編集を防ぐために)一時的に非表示、ロックすることができます。比較的単純なデザインでも、レイヤにアートワークの要素をまとめることで、プロジェクトをはるかに容易に管理することができます。
レイヤタブ
レイヤタブを使用して、作業中のアートワークの現行レイヤ構造の概要を取得することができます。また、レイヤをさらに広範囲にわたって管理することもできます。レイヤ設定とレイヤタブのレイヤリストは同一です。ただし、レイヤタブのレイヤリストでは、アートワーク自体で作業を続けている間、レイヤの順序の制御や、リストの表示、ピン止め、ドッキング解除なども可能です。
リストアイテムコマンドとアイコン
リストの各レイヤには5つの要素があります。
状態アイコン
左端のアイコンはレイヤの表示/非表示を表します。このアイコンをクリックすると表示/非表示が切り替わります。
錠前は誤編集を防ぐためにレイヤがロックされていることを表します。ロック解除するには、リストでレイヤを右クリックしてロック解除コマンドを選択します。
レイヤ色
色見本を使用してレイヤの全ベクトルの色付けを行います。色見本アイコンをクリックして色の選択ダイアログから既定色を選択、またはからカスタム色を作成することもできます。
レイヤコンテンツ
レイヤコンテンツアイコンは、レイヤが非表示の場合追加インジケーターとしてグレーアウトされます。レイヤ空コンテンツアイコンは空の白いシートで、レイヤにオブジェクトまたはベクトル形状が含まれていないことを表します。第三者のCAD作成パッケージからDXFまたはDWG形式でファイルをインポートすると、 空のレイヤがファイルに含まれる場合があります。このアイコンを使用して空のレイヤを識別し、削除することができます。
レイヤ名
レイヤの名前を変更するには、リスト内のレイヤアイテムの当該パーツをダブルクリックし、その場で編集することができます。これはWindows Explorerの名前の変更と同様に作用します。または右クリックメニューや、レイヤポップアップメニューから名前を変更コマンドを使用することもできます。
ポップアップメニュー
ポップアップメニューアイコンをクリックし、レイヤをアクティブにしたり、ロック、挿入、削除、マージなどを行い、選択と選択解除を切り替えるレイヤを選択することもできます。
レイヤ上の全てを選択
レイヤリストの任意のレイヤをダブルクリックし、当該レイヤ上の全オブジェクトを選択します。または、レイヤのポップアップメニューからレイヤベクトル選択コマンドを使用することもできます。
レイヤの順序矢印
レイヤリスト表題ラベルの隣に2つの矢印ボタンが表示されます。この矢印を使用して、選択したレイヤをレイヤリスト内で上下に移動することができます。順序次第では表示が妨げられる場合があるため、オブジェクトの表示順序の設定は(特にビットマップと2Dコンポーネントプレビューで)重要になります。リストの上部レイヤにあるオブジェクトは、常に下部レイヤのオブジェクトの前に表示されます。そのため、2Dビューでは「下側」になります。レイヤ順序矢印を使用して、この問題を解消することができます。
新規レイヤを追加
新規レイヤは新規レイヤを追加ボタンを使用して追加可能です。オブジェクトを右クリックし、レイヤにコピー ► 新規レイヤ...またはレイヤに移動 ► 新規レイヤ...を選択して、2Dビューから新規レイヤを直接作成することもできます。
レイヤ名
この段階でレイヤを識別するための名前を付けることを推奨します。今後の作業でデザインがより複雑になると、名前によりレイヤの管理が容易になります。
表示色
当該レイヤの全ベクトルがこの設定に基づいて色付けされます。2Dビューから直接異なるレイヤ上のベクトルを識別する場合に非常に有用です。
表示
このオプションを選択(✓)すると、新規レイヤの作成時に自動的に表示されます。
アクティブ
このオプションを選択(✓)すると、新規レイヤが自動的にアクティブレイヤになり、これに続くベクトル作成または操作が当該レイヤで行われます。